任意整理は債務整理の一つです。債務整理とは、多額の借金をしている人や多重債務者の借金問題を法律に基づいて整理し、債務者を救済する方法です。
多重債務とは、複数の金融機関から自分の返済能力以上の借金をしていることで、金融庁の定義によると5社以上から借金をしている状態を言います。
不景気が長引いている現在、多重債務者が増えていて、とても大きな社会問題となっているようです。多重債務者になってしまうきっかけにはいろいろあるようです。計画性のない買い物やギャンブルなど自分の責任からくるものや、リストラや病気などによる失職、収入の減収、または知人の連帯保証人になってしまったなど、急なことや思いもしていなかったことがきっかけとなることもあるそうです。
今は消費者金融が身近のものになっています。街中でも無人の自動契約機を見ることがあります。人に顔を合わさずに契約が出来ることや、頻繁に流れるテレビコマーシャルなどの影響で、借金に対する抵抗感が薄れてきているようです。
多重債務に一度陥ってしまうと、そこから抜け出すのは簡単なことではないようです。一つの借金を返すために、他の金融機関から借金をし、その借金を返すためにまた他から借金をしてしまい、どんどん借金が膨らんでいきます。自分一人では解決出来ないことが分かったら、それ以上借金が増えないようにするためにも専門の人に相談をして、出来るだけ早く問題を解決するのがいいと思います。
もう少し過払い金返還請求について。ご本人が気づかずに返済し過ぎている場合もあるらしいので、気になることがあればすぐに何らかの手続きをした方がいいと思いますが、一体どういうことを行うのでしょうか。
まず、自分がいつ、いくらお金を借りて、いつ、いくらのお金を返済したのかをハッキリさせなくてはなりません。これは取引履歴と言いますが、金融業者に開示してもらわなくてはなりません。しかし、金融業者にはそれに応じる義務はなく、みんながみんなスムーズに応じてもらえるとは限らないようです。開示してもらったとして話を続けます。取引履歴を開示してもらったら、引き直し計算というものを行います。これは利息制限法に基づいて、本来は自分がいくら返済するべきだったのか、残りの正しい返済額はいくらなのか、を明らかにしていくものです。グレーゾーン金利で支払ってしまっていたなら、過払い金が発生していることになります。
払い過ぎていた金額がハッキリしたら金融業者に返還を求めていくわけですが、ここで話し合いがうまく進まないようなら訴訟の手続きをしていくことになります。先ほども書きましたが、スムーズに取引履歴の開示をしてもらえるか分かりませんし、返還についての話し合いなど、個人で行うには難しい場合もあるようなので、弁護士や司法書士などの専門の人に依頼する方が話を進めやすいと思います。その際も、経験の豊富な信頼できる専門家に依頼することが大切だと思います。
債務整理には、任意整理や自己破産、民事再生や特定調停の他に過払い請求というものもあります。過払い請求については、CMでも頻繁に流れていますよね。過払い請求をおこなうことを勧めているようですが、過払い請求というのは何のことか知っていますか?過払いというのは、お金を払い過ぎているということです。ですので、払い過ぎたお金を返してもらうように請求するのです。完済後の債権についていも過払い請求することが可能なんだそうですが、過払い請求には時効というものがあって、10年以上たっていれば、請求することができないそうなんですよ。この過払い請求は、任意整理などの債務整理をおこなうときに一緒にすることができるそうなんです。そうすることによって、残金が減るというわけです。しかし、そもそもなぜ過払いということがおこってしまうのか知っていますか?それは、出資法と利息制限法の利率の差によっておこっているそうなんですよ。利息制限法の利率の上限を超えても罪に問われることはなく、出資法の上限ギリギリの利率で設定されている場合があるそうなんです。なので、この差額分を返済してもらえるというわけなんだそうです。この過払い請求も任意整理と同様に、債権者ごとにおこなう必要があります。特に、完済し終えているものについては、過払いが発生していたのかどうかというのがわかりにくいと思います。なので、心配な人は一度、弁護士に相談してみるのがいいそうですよ。
任意整理にかかる期間というのは、債権者との交渉の仕方次第といったところがあるようです。ですので、債権者との交渉にどんな感じであたるのかというのが非常に大きな役割を占めているように思います。民事再生をおこなってもブラックリストに載ります。ブラックリストに載る期間というのは、任意整理をおこなった場合の期間と同じで、5年程度です。任意整理も民事再生もおこなえば5年ほどは、新しい借金もクレジットカードの利用もできなくなるようですね。任意整理や自己破産、民事再生の他にも債務整理はあります。任意整理と非常によく似た特定調停というものがあるようです。任意整理との大きな違いとして、裁判所というのがあります。任意整理というのは、任意の話し合いですので、裁判所を通さないものでしたが、特定調停は、裁判所を通します。債務者と債権者の間に裁判所が入ってくれるのです。ですので、弁護士を雇う費用がないといった方にいい債務整理なんだそうですよ。特定調停では、任意整理と同じように、利息のカットをしてもらい、残金を毎月、3年程度の期間で支払っていくことになるようですが、特定調停では、調停成立後に、調停調書というものが作成されます。ですので、その後、決められた通りに支払ないがなされなければ、その調停調書に基づき、ただちに給料などを差し押さえられるそうなんですよね。これは、任意整理とは違う点ですね。なので、任意整理や民事再生でもそうですが、特に特定調停では、ちゃんと支払っていける金額に設定するのがいいようですよ。
債務整理には、任意整理や自己破産の他に民事再生というものがあります。この民事再生は自己破産ができなかった人やどうしてもしたくなかったといった人に向いている債務整理のようですよ。民事再生もまた、司法書士ではなく、弁護士に依頼するのがいいと思います。司法書士だと申し立てができないようですからね。民事再生というのは、住宅ローン以外の借金を大幅に減額してもらえるそうなんですよ。そして、減額してもらった残りを3年程度の期間で毎月支払っていくといったことになるようです。ですので、毎月安定した収入がある人でないと民事再生はおこなえないようですね。また、住宅ローンの減額はしてもらえないので、住宅ローンに困っているといった人には意味のない債務整理といえるでしょう。しかし、資産を失うこともなく、一定の期間はなれなければいけない職業というものもないので、民事再生を選ぶ人もいるようです。また、自己破産の場合は、借金の理由がギャンブルなどの場合は認められないようですが、民事再生は借金の理由は問わないそうなんですよね。ですので、自己破産できなかった人が民事再生をおこなうといったことも多いようですよ。民事再生にかかる期間というのは、申し立てをする裁判所によっても異なるようですが、だいたい半年程度の期間なんだそうですよ。申し立てからは1カ月程度の期間で完了する場合もあるそうです。申し立てをするまでの弁護士事務所での手続きにかかる期間というのも弁護士によって異なるようですね。
任意整理などの債務整理は弁護士や司法書士に依頼することができますが、弁護士と司法書士では、できることに差があります。おそらく、費用については、弁護士より司法書士の方が安くつくと思いますが、司法書士のできることには限りがあるそうです。司法書士には、訴訟代理権というものがないので、地方裁判所などにはかわりに行くことができず、債務者本人が出向かなくてはなりません。また、自己破産の申し立てなども司法書士には不可能なんだそうで、必要な書類の作成はしてくれるので、それをもって債務者自身で申し立てをするか、弁護士に依頼し直すといったことが必要になってきます。また、司法書士には140万円を超える債権の扱いができないそうなのです。なので、個人的は、弁護士に債務整理を依頼するのがいいのではないかな?と思います。最初の費用の安さよりも後でかかる手間などを考えるとトータルでは、弁護士に依頼する方が得なように思います。債務整理にかかる期間も短くなるようですしね。そういえば、最近、おまとめローンというものが人気ですよね。CMでもおまとめローンを勧めるものを見かけますよね。しかし、おまとめローンもやみくもにするのではなく、今、支払っているローンの利息より低いところにまとめないと意味がないですよ。車のローンなどは特別で最初から、利息がかなり低かったりするようですので、おまとめローンをする場合は特になるようにしっかり考えてからするのがいいと思いますよ。
自己破産をおこなっても周囲に知れなければ、今までの生活とは一見かわりないような生活をおくれそうですよね。自己破産すれば、海外旅行にいけないなどといった間違った情報が聞かれることもありますが、実際は海外旅行にも行けますし、引っ越しも自由にすることができます。また、自己破産の際には失ってしまう資産ですが、その後に得た新たな資産というのは、差し押さえられることはないようです。そう考えると自己破産によるデメリットというのは意外に少ないように思いますね。しかし、自己破産の手続きの際に、一定期間資格を失う職業というのがあるようです。警備員や生命保険の外交員、司法書士や弁護士といった職についている人たちは自己破産の手続きの期間は、職を離れないといけないそうなんですよ。しかし、一定の期間なので、自己破産が完了すれば、元の職に戻れるそうですが、たしかにデメリットではありますよね。それに、ブラックリストにも載ります。これは、自己破産以外の任意整理などの債務整理でも同じことなのですが、このブラックリストに載っている期間というのは新しく借入をすることもできませんし、クレジットカードを作ることもできないようです。これは不便ですよね。しかし、このブラックリストに載る期間というのも一定の期間です。自己破産であれば、5年から10年という期間載ってしまうようですが、任意整理なら5年程度の期間のるようですよ。この期間に、自分でしっかりお金の管理をできるようになれということでしょうかね。
自己破産をおこなうとマイホームなどの資産は差し押さえられますが、生活に必要なものは残ります。人生をやり直させてくれる制度なんですから、生活するのに必要なものというのは差し押さえられたりしないようです。それに、給料や退職金についても全額差し押さえられるといったことはないようですよ。また、自己破産すれば、会社をクビになると思っている人もいるようですが、そういったことはないようです。なぜなら、自己破産が原因でクビにすることはできないようになっているそうですよ。そうはいっても、職場の人たちに自己破産したことが知れていれば、居づらくなりますよね。それが原因で退職してしまうという人も実際にいるようですが、必ずしも自己破産したことが会社に知れるというわけではないようです。会社どころか、周りに自己破産したことが知れ渡るという可能性は低いようなんですよね。確かに、自己破産すれば、破産者名簿というものに名前が載るようです。ですが、これは非公開のものになりますので、ここから知れるということはなさそうです。また、自己破産すれば、政府が発行している官報というものにも名前や住所が載るようです。しかし、この官報は毎日新しいものが発行されているようですし、情報量も多いそうです。ですので、ここから知れるといったことも少ないようです。また、自己破産などの債務整理を弁護士に依頼した時点で、取り立てなどもストップしますし、裁判所からの連絡なども弁護士の方にいくようなので、会社に電話がかかってきてバレるといったこともなさそうですよ。
任意整理にかかる期間というのは、債権者次第のところがあり、一概にその期間をいえないといったことがわかりましたよね。では、他の債務整理についてはどれくらいの期間が必要なのでしょうか?債務整理にかかる期間というのはなるべく短い方がいいですよね。短い期間で簡単に済ませられたら気が楽になりそうですがどうなんでしょう?今回は、任意整理より知名度のある、自己破産について書いていきたいと思います。自己破産というのは、借金がすべてなくなって人生をやり直すことができるようです。こう聞くと、すごくいいように思いますが、自己破産に対するイメージというのはよくありませんよね。自己破産すれば、人生をやり直せるどころか、終わっていまうといったイメージがあるようです。たしかに、自己破産すれば、資産は差し押さえられますので、マイホームなどは失うことになるでしょう。しかし、それで、今までの借金がなくなるのならいいのではないでしょうか?自己破産による期間というのは、この資産の量にもよってかわってくるようです。資産が多ければ、手続きにもそれなりの期間が必要となってくるようですよ。それに、申し立てをする裁判所などによっても期間がかわってくるそうですよ。資産がなければ、手続きも早く短い期間で自己破産がかんりょうするようです。早ければ、2ヵ月という準備期間で申し立てができるようですし、問題がなければ、3カ月程度の期間で自己破産ができる人もいるようですよ。
任意整理というのは、裁判所を通さないでおこなう話し合いなので、債務者は弁護士や司法書士に依頼せずに自分でおこなうことも可能なようです。しかし、そうなるとさらに任意整理にかかる期間というのが長引く場合があるようです。なぜ長い期間がひつようなのかというのは、専門知識がない債務者本人があいてであれば、債権者も強気な態度にでるためのようですね。必要な書類の開示に応じなかったり、話し合い自体もできないといったこともあり、そうなれば、長い期間が必要になるものです。ですが、これが、ベテラン弁護士があいてなら違うようですよ。短い期間で終われる場合もありますし、元金自体の減額に応じてくれるといったケースもあるようです。ですので、任意整理は慣れている人に依頼するのがいいと思います。弁護士であっても任意整理がうまく進まない時もあるようで、そうなれば、裁判に持ち込むといったこともあるようです。しかし、そうするとさらに期間が必要になりますし、弁護士費用も別途かかってくるようです。それに、司法書士であれば、裁判ができないそうなので、そうなれば、弁護士に依頼し直すといったことにもなりかねないようですよ。そうすると、また、手続きなどに期間が必要になりますよね。任意整理は、債権者ごとにおこなうものですので、たくさん債権があれば、全て終わるまでには長い期間が必要になりますが、どの債権を任意整理するかは自分で決めることが可能です。ですので、任意整理せずに、こまま支払っていくものと任意整理するものにわけれるといったメリットもあるようです。